申請において不備が多いのでこちらでは申請・実績報告の注意点をまとめてお知らせします。
今回のあかいわ設備補助金は「補助金」です。書面審査と現地確認を経て最終的に決定しますが、条件に合致しない申請は不採択になります。
これは、国の持続化給付金、がんばろう赤磐コロナ対策持続化支援金とは制度が異なり、条件を満たせばもらえるというものではありません。
【申請条件】
①新型コロナウイルス感染症の影響を受けていること
②令和2年2月~8月までの売上/月が前年同月比50%以上減少
③コロナ対策やアフターコロナのための生産性及び売上げ向上に繋がる取組
コロナ対策あかいわ設備補助金交付申請書兼請求書の記載方法
サンプルをごらんいただき、記載してください。
1 【申請者】について
個人事業の方で 申請者役職・氏名の欄に役職がありません。
代表者・店主・店長等の役職を必ず記載してください。
【多い不備】個人事業主:役職未記入
2 申請者の概要
【事業所名】個人事業主で屋号が無い方は代表者の氏名を記載
【多い不備】個人名が記載されていない。
【従業員数】代表者・役員・家族従業員・パート除く
【多い不備】個人事業主:代表者、家族従業員を算入。法人:役員を算入。
【連絡担当者欄】
社内で連絡が取れる方で、現地調査の日程調整や書類の不備等の連絡が対応できる方を記載してください。
【多い不備】税理士を書いている。NGです。
3 売上減少率
①減少率は小数点第2位を四捨五入してください。
4 誓約・同意事項
よく読んで納得のうえ、自署で署名、そして押印してください。
内容は、申請に虚偽がないか、法令を遵守しているか、他の補助金を同じ設備で使っていないか、反社ではないか、補助金交付のルールを守れるか?
誓約・同意事項が守られていない場合は、補助金が返納になります。
【多い不備】自署なのにゴム印を押している。
5 添付書類
(1)売上減少の確認書類
①今年度分については、試算表、売上台帳等を作成して提出してください。
②前年度分
【法人の場合】
法人概況説明書の月別売上で判断します。前年同月が記載されているものを提出してください。
※直近と前期両方提出する場合があります。
【個人事業の場合】
青色申告の場合:決算書の月別売上で判断します。
※月別を書いていない場合は白色申告の扱いとします。
白色申告の場合:売上を1/12した数字とします。
【注意事項】
①事業所得と不動産、農業など複数の収入がある方は全て合算したものを
1/12したものを売上とします。
②青色申告決算書、白色の収支内訳書は全ページ添付すること。
【多い不備】月別の売上や表面だけを提出。全て提出してください
(2)経費の支払いを証する書類
①9月1日以降に「現金払い」した場合:補助金はお支払いできません。
口座からのお振り込みのみが対象です。
②現金を口座から引き出してATMから振り込むのも対象外とします。通帳からお振込みください(補助金の不正防止のため)
②8月31日までに支払いを完了した方の現金払いは赤磐市が特別に認めています。
④クレジットカード払い
12月末までに法人名義、事業主の通帳から引き落としされてものが対象。
クレジットカードの明細と引き落とされた通帳のコピーを蛍光ペンでマークしてわかるようにして提出すること。
⑤9月以降の代引きでの支払いは対象外です。現金払いと同じ扱いです。
【多い不備】
①9月以降の現金払い、②振り込みの控えが無い(補助金対象外になります)
③クレジットカード払いの通帳や明細の添付漏れや、カード名義が法人ではなく個人、または家族のものになっている。
(3)見積書(任意)、納品書、請求書は時系列に日付記載されていること。
【多い不備】納品書と請求書の日付が逆になっている。
(4)通帳の写し
表紙と見開きの1ページと2ページ全ての提出が必要です。
【多い不備】どちらかだけを添付している。
事業計画書兼実績報告書の記載方法
全てのポイントは御社のことを知らない人が見ると思って記載してください。
1 実施事業の概要
(1)自社の状況(業況・現況)
①どこで、何屋をやっていて、誰にどのような商品・サービスを提供しているのか?
②売上への影響:前年と当年の月の比較と減少率
③コロナの具体的な影響
【多い不備】コロナの影響が書かれていない。何屋かわからない。
(2)コロナ対策、生産性・売上向上に関する自社の課題
①売上が低迷しているがその原因は何か?
②生産性をあげるために現在何が問題になっているのか?
③今回の設備で行いコロナ対策をなぜ実施ないといけないのか?
(3)課題を解決するための設備等の概要
(2)で挙げられたことを解決するために設備を購入したわけですから、どのような理由でこの設備を選定して解決しようとしているのか?
【多い不備】コロナ対策、生産性・売上向上に関する自社の課題が書かれていない。
(4)設備購入等による効果
①実施後得られた効果と②今後得られる効果の両方を記載してください。
【多い不備】
得られた効果を書くべきところを今後の見込みや希望的観測しか書かれていない。これは設備を入れて効果が無いので補助をする理由がありません。
例:1日あたりの施工件数が増加した。1日かかっていた現場が半日で終わるようになった。といった過去形の表現になります。
そのうえで今後の見込みを書いていただくのは問題ありません。全て見込みはダメです。
ただし、虚偽記載が判明した場合、補助金は支給されません。また、今後5年間の調査で不正が判明した場合も補助金は返納です。
(5)スケジュール
開始(予定)日:着手日、又は見積書の日付
完了(予定)日:支払いが完了した日(振り込み日)
2 経費の内訳
①経費の内容:メーカー名、品名、型式を記載すること
②数量 :1台 単位を含めて記載すること
③支払先:購入先の正式名称で記載してください。
④金額(税抜):税抜き金額を記載。特に車両は注文書が税込みで書かれているので要注意です。
⑤支出合計:合計金額を記載すること(税抜)
【多い不備】台数もれ、税込金額で書いている。支出合計が記載漏れ
エアコンと車両について
この2つは今回以下の内容を特例で認めていただきました。安易な申請はご注意ください。
エアコンは、3密対策のため換気をするために窓、ドアを開放すると冷えな
いのでそれを補うために追加でつけることを想定していますのでそれ以外の場合は対象外とします。新設の場合は対象外(ただし、換気機能付きのエアコンは対象)
また、暖房・冷房のみの器具は、年中を通じて3密対策の換気のための能力不足を補うための設備として認められないため対象外とします。
車両は、今回、生産性向上、売上アップに直接つながる取り組みの場合のみ特例で認めています。(100%事業用として使う場合のみ対象)
なお、レンタルやリース、貸出、販売目的の場合は対象外です。
さらに、5年以内にこの事業で購入した設備の転売、販売等することは禁止されています。詳細はQ&Aをご覧ください。
申請書・実績報告書以外の注意事項
補助金の運用で間違うと返納になりますのでお知らせします。
1 固定資産税の申告
この補助金で購入した設備(車両除く)で固定資産税に該当するものは固定資産税の申告が必要です。
詳しくはこちら
https://www.city.akaiwa.lg.jp/kurashi/zei/2975.html#:~:text=課税は,乗じて算出されます。
財務部税務課 電話(086)955-0952へお問い合わせください。
①申告しなかった場合:補助金を返納していただきます。
【お知らせ】
中小企業の場合申請をすれば2021年度の固定資産税・都市計画税の軽減措置がありますので、申請をおススメします。
詳しくはこちら?https://www.city.akaiwa.lg.jp/jigyousya/shien/7234.html
2 補助金の支払
赤磐市・赤磐商工会の現地確認を行い、審査結果が出た後にお支払いします。
支払日等については採択結果通知に記載してお知らせしますので書類の到着をお待ちください。
3 補助金を受けたものの義務
補助金を受給した方は、今後5年間、年1回の決算書提出と赤磐市と商工会が行う現地調査を毎年受けることが補助金受給条件です。
なお、これを拒否または実施しない場合、補助金は全額返納になります。
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申請書提出先及びお問合せ先
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〒709-0816
赤磐市下市357-7 赤磐商工会
TEL 086-955-0144 メール akaiwa@okasci.or.jp
問い合わせ時間9時~17時(土・日・祝除く)