商工会加入のきっかけ

　先代社長の金谷が現在の赤磐商工会の会長であり、私が社長になった時は入っているのが当たり前でした。35年以上赤坂地区で事業をおこなっています。

現在の事業について教えてください

　主たる事業は公共事業で道路工事を行っています。

商工会をどのように活用しましたか？

　令和3年5月に先代社長が岡山県商工会連合会の会長を退任する予定であり、それを機に事業承継を行う予定でありました。
　経営指導員でもある原地課長から先代社長が事業承継ネットワークのヒアリングを受け、専門家派遣を受けたことから、事業承継について全面的に相談した結果、第三者である私への事業承継が実現しました。

それによってどのような成果が出ましたか？

事業承継を以下のとおり実施しました。
　私が専務から代表取締役社長へ、先代社長は代表取締役社長➡取締役会長へ
　取締役の方には退任していただき新たに次期後継者が取締役就任
　事業承継を行うにあたり、第2会社方式、つまり、持ち株会社を設立し、事業承継を行いました。これによって、次世代にむけての事業承継も安定的にできる体制が整っています。

また、私が事業を引き継ぐうえで不安感を解消してくれました。　

商工会の支援を受けての感想

　商工会が近くにあったこと、また、先代社長が商工会長・県連会長であったこともあって助かりました。
　私はあまり、商工会との接点がなかったのですが、今回のことから相談しやすくなり、岡山県の補助金等も使う機会を得ました。たぶん、事業承継を自社でやっていたら、重機の修理はできなかったと思います。
　あと、商工会の組織力を感じました。特に私にとっては、事業承継ネットワークの専門家である小橋コーディネーターが親身に相談にのってくれて不安が解消され、社長になる決心がつきました。
　さらに、資金調達でも、商工会が公庫と強固な関係があったのでとてもスピーディーに株式取得資金の調達ができました。たぶん、民間ではこんな対応はしてもらえなかったと思います。
　何かあったらまた相談したいと思っています。